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お葬式といえば仏教だけのもののように思われがちですが、神道においてもお葬式を行います。この神式のお葬式を神葬祭(しんそうさい)といいます。仏教伝来は、奈良時代少し前のことですが、それ以前はやはり我が国の慣習による葬儀が行われていたのです。神道では「おみたま」を「霊璽(れいじ)」にお移しいたします。それは仏式の位牌に当たるものです。仏式では、戒名をいただきますが、神道の場合は神様からそして親から授かったその人が生きてきた氏名そのものが「おみたま」の名前となる点が大きな違いといえましょう。

日本人の祖先まつりは、元来神式(神道)にて執り行なわれることが本来でありましたが、日本に仏教が伝来し、いつのころか、仏式によります祭儀や法要などが盛んになって参りました。

神道(神式)における祖先まつりの考え方は、人が死去(帰幽といいます)しますとその御霊は霊璽(一般にいう位牌)に遷霊(うつすこと)され、各家々の御祖先の霊社(各家の御霊舎)に祀られ、一家の守護神となると考えられ、日夜子孫を見守り、子孫の繁栄と幸福をもたらすとされています。

葬儀に関する祭
■帰幽祭 ■通夜祭 ■葬場祭 ■火葬祭 ■帰家祭


忌日祭
■十日祭 ■二十日祭 ■三十日祭 ■五十日祭
(五十日を似って忌明け、納骨を通例といたしております。)


年忌祭(仏式でいう法事 通常数年で行ないます。)
■一年祭 ■三年祭 ■五年祭 ■十年祭 ■二十年祭 ■三十年祭 ■五十年祭

以上の考えをもって神道の祖先まつりを執り行なっております。



歴史

神道の形式によって行われる葬儀を「神葬祭」といいますが、葬儀というと一般的には仏教の専門と思われがちで、事実、仏教の形式によって行われる葬儀が大半を占めています。けれども、神葬祭はすでに仏教伝来以前からあったことが、『古事記』『日本書紀』といった古典にも記されていて、日本固有の葬法があったことを物語っています。

仏教伝来以降は、急速に仏教の形式による葬儀が普及していき、さらに江戸時代になると寺請制度(キリスト教の信仰を防ぐため、人々は誰でも必ず寺に所属しなければならないという制度)が実施されたことから、その傾向はますます強くなりました。そのような時世の中、国学の興隆によって国学者らによる神葬祭の研究も行われるようになり、神職とその嫡子に限って神葬祭が許可されるようにもなったのです。明治時代になると、一般人に至るまで神葬祭が許可されるようになり、全国へ広まっていきました。




神葬祭の流れ

神道の葬儀である「神葬祭」は 帰幽報告(きゆうほうこく)の儀にはじまり、枕直し(まくらなおし)、納館(のうかん)、前夜祭(ぜんやさい)、葬場祭(そうじょうさい)、発柩祭(はっきゅうさい)、火葬祭(かそうさい)、埋葬祭(まいそうさい)、帰家祭(きかさい)をもって終了します。

1.枕直しの儀
1. 遺体に白木綿の小袖を着せ、首位を向かって右方向に安置、守り刀の刃を遺体と逆方向に向け枕もとに置きます。
2. お供えは「案」とよぶ白木の八足の上に三方を置き、それぞれの容器に 水、塩、米、酒、故人が好んだ品々又日常の食膳をのせ、榊、ろうそくを飾ります。
3. お供えのあと、遺族、近親者、親しい人たちが、故人の安らかな眠りを祈ります。
4. 喪主、遺族、近親者、二礼・二拍手・〔しのび手(音をたてない)〕・一礼で行う。

2.納棺の儀
1. 遺体を棺に納め、棺に蓋をして白布でおおいます。
2. 棺を通夜を行なう部屋に移し、祭壇の中央に安置します。
3. 祭壇に、遺影と供物を供え棺前に着席します。
4. 喪主、遺族、近親者、二礼・二拍手・〔しのび手(音をたてない)〕・一礼で行う。

3.前夜祭、遷霊祭
前夜祭は近親者によってお葬式の前夜に、夜を通して行われます。前夜祭は死亡後、葬儀を行うまでの間、遺体のあるところで生前同様に礼をつくし手厚く行う儀式です。
遷霊祭では亡くなられた方の御霊を霊璽(れいじ)といわれる白木の「みしるし」に遷します。霊璽には霊号、おくり名が記されしばらくの間は仮御霊舎に安置されます。また前夜祭にて悲しみや慕いの気持ちをこめた「祭詞」を申し上げ、遺族の方は「玉串」を捧げてお参りします。

4.葬場祭、発柩祭
故人に対し最後の訣別を告げる最大の重儀である(告別式)。弔事の奉呈、弔電の奉読などが行われる。
発柩祭は葬場祭終了後、火葬場に葬送することを柩前に奉告する祭儀。出棺の際霊璽は火葬場に持参しない。

5.火葬祭
遺体を火葬に付する際に行われる祭儀。

6.納骨祭
墓所を祓い清め遺骨を埋葬した後に行われる祭儀。事情により当日中に埋葬できない場合は日を改めて行うが、出来るだけ五十日祭までに納骨するのが望ましい。

7.帰家祭(きかさい)
火葬場または墓所から戻り、塩・手水で祓い清めて霊前に葬儀が滞り無く終了したことを奉告する。

※ここでは、須賀神社の葬儀に関して記載しましたが、地域の習慣により違いがあり上記が全てではございません。




神葬祭の特徴

神葬祭における特徴の一つに遷霊祭があります。厳粛をきわめる儀式で、位牌に相当する霊璽(れいじ)に故人の御霊をお遷しするものです。

この遷霊の儀によって神霊の宿った霊璽を故人の御霊代として祀ります。霊璽の形式にも種類があり、故人の愛用品をそれにかえて祀ることもあります。霊璽の表には戒名にあたる霊号が記されますが、この霊号も時代、地域によって異なります。
不幸がでた時、その日のうちに神棚には白い紙を張り、この間は拝礼をしてはいけないとされています。そしてこの紙は50日、清祓の儀後、はずされます。50日祭は、今日で喪が明けることを知らせる忌明けの祭りです。(100日祭・1年祭をあてる所もあります)この他、神葬祭では拝礼の作法も普段とは異なり、音を出さずに手を叩く忍手(しのびて)をもちいます。

霊璽
霊璽(れいじ)




霊祭
仏教の回忌にあたる儀礼では「霊祭」といいます。神葬祭が終わると節目ごとに、御霊の遺徳を偲び、1年祭に始まり、3年・5年・10年・20年・30年・40年・50年と続き、以後100年ごとに行います。これらの年以外にも、毎年の命日の儀礼は仏教同様に行われます。1年祭までは神葬祭の延長と考えられ、以後、故人の御霊は祖霊として祀られます。1年祭が一つの区切りとされたのは、御霊は帰幽の後、一定の期間は荒々しい状態《荒魂(あらたま)》で、祖霊として御霊が和み(なごみ)《和魂(にぎみたま)》鎮まる期間を、生活の基本単位の1年と定めたことによるものと思われます。この他に、春季祖霊祭(春分の日)、秋季祖霊祭(秋分の日)、正辰祭(祥月命日)、毎月の1日・15日に月次祭(つきなみさい)、朝夕に日供を行います。
このように霊祭を続けていくことで、御霊は霊威を増し、神霊へとたかまり、家の守護神として永く子孫を守護するものと考えられています。



忌服について
服」とは喪服を着ることつまり喪に服すること、「忌」は人の死を畏れ忌むことを意味します。家族、親族に不幸があった場合、家にこもって謹慎し、霊に対し哀悼の誠を捧げることを忌服といいます。この期間中は、神社への参拝、祭りごとへの参加、お祝い事等を遠慮するのが一般的です。
その期間は、ご自身と、亡くなった方との血縁がどうであったかによって、変わります。 地域の習慣もありますが、下表をご参考にしてください。

ア) 父母・夫・妻・子 50日
イ) 祖父母・孫・兄弟・姉妹 30日
ウ) 曾祖母・曾孫・甥・姪・叔父・叔母 10日
エ) その他の親族 3日
オ) 特に親しい友人知人 2日
カ) 配偶者に親族については、前項を一項ずつ繰り下げたに日数による。但し前項エ)オ)については服さない
キ) 本葬・社葬などが右の期間を過ぎて行われた場合は、更にその当日のみ服する。

一般的には、五十日祭をもって忌明けとし、この翌日に神棚に貼った白紙をはがし、平常の生活に戻ります。



神棚について
ご家族等がなくなったとき、その日より忌中の間は、神棚に白布や半紙を掛け、お供えや参拝はしばらく遠慮します。 また、この期間が過ぎていれば、新年の新しいお札をお受けになってもかまいません。



神社の参拝
この期間中は、神社境内への進入また地域における祭礼行事などへの参加を遠慮する。
※上記立場上やむなく参加の場合は、忌明けの祓いを受ける。



お正月について
ご家族等が亡くなったとき、年末年始のご挨拶、年賀状は遠慮するのが一般的です。 また、門松、しめ飾りなどもお飾りしません。 ただし、亡くなってから50日以上を経過している場合等は、門松、しめ飾りをお飾りしてもかまわないでしょう。その際は、例年より控えめにするのがよいでしょう。



わが国では「日の本に生まれ出でにし益人は神より出て神に入るなり」という詠歌が伝わっています。これは、わが国では古未より、生死は神のはからいによるものといい、神の世界から生まれ、神の世界へ帰ると伝えられています。神の世界へ帰幽した「御霊」は、子孫の祭りを受け、国家と子孫を守護するためにお働きになるのです。我々は、ご先祖の魂を受け継ぎ、祭りと伝統を絶やすことなく、怠ることなく継承し、祭り一先祖祭り一を通して子孫が八十続きに続きます。これこそ、国の安泰、家の弥栄に到達するのです。皆様には、このすばらしいわが国固有の太古から伝わる祭り一先祖祭り一の形をご理解いただき、真心こめてのご奉仕を心よりお勧めいたします。





年忌祭(祖先まつり)ご案内

年忌祭(ねんきさい)とは仏教でいう法事のことで、先祖代々の御霊(みたま)に対し、子孫が追慕の誠を捧げると共に、祖先のご加護をお祈りするまつりです。始祖、両親、近親等、祖霊に対して行います。
一年祭、三年祭、五年祭、十年祭、二十年祭、三十年祭、四十年祭、五十年祭を一般的に行います。年忌祭は、仏事と異なり、数え日・数え年ではなく、満何日・満何年で奉仕します。
なお、命日当日に行えない場合は、日数を引き寄せるのを良しとするのが通例です。

毎年、祥月命日(亡くなった日)には、墓参りをし、墓前・自宅にまつってある霊璽(れいじ)に供物を普段より豊富にするなど、 故人を手厚くまつりますが、特に上記の年数に当たる年の祥月命日には、神職を招き、近親者が集い「年忌祭」を行います。五十年祭もしくは三十年祭をもって「まつりあげ」にして、以後は祖先としてまつるのが慣例です。

年忌祭は、一般的には自宅、墓前等で行いますが、当神社々務所でも行うことができます。
年忌祭をご希望の方は、先ず電話等で日時をご予約頂き、詳細(おまつりを行う場所・人数等)をお知らせください。当日は、墓前の場合は故人様のお写真(スナップ等の小さいもの)をご持参ください。
当神社々務所で行う場合は、霊璽(れいじ)も必ずお持ちください。

1階広間 2階大広間



なお、当神社々務所では、年忌祭後の直会(お食事)も承ります。詳しくは神社々務所にお問い合わせください。

年忌祭のご案内